昔はおしどり、今はオットセイ

かつての日本が一夫一婦制のオシドリ型社会だったとしたら、今はもうオットセイ型社会です。一部の魅力的な男性に女性たちが殺到しています。この場合の魅力というのはいろいろな魅力で、イケメンだというのもその一つですし、性的な魅力、経済的な魅力、その複合型の魅力など、さまざまです。ともかく、何らかの「モテ資産」をもった男性たちだけがモテまくっているのです。

 

女性は、そういう男性たちを追いかけている限り、一夫多妻制にでもならない限り、結婚にはいたれません。そこで、起こってきているのが、「時間差一夫多妻制」とも呼ぶべき現象です。魅力的な男性というのは、一回結婚して離婚しても、すぐまた結婚できるのです。

 

さらに、安定した長期不倫のようになってしまう可能性も高く、これは、経済的に安定した女性が増えるにつれ、増加する傾向にあります。でも、この場合、女性が三十代後半ぐらいになって、子ども、がほしいということになると、つらいことになります。

 

海外の事例

フランスのように婚外子が約半数ともなれば、結婚と出産は切り離されます。

 

アメリカでは、「卵子を冷凍保存し、インターネットで精子を買う」という、男女のパートナーシップからすら切り離された出産も可能になっています。いつまでも結婚と出産が一体になっている日本では、子どもが増えなくて当然なのかもしれません。

 

魅力的な男性というのは、昔からどくどく少数しかいませんでした。ただ、今と違うのは、女性たちが、魅力的ではない男性と結婚するという選択股を強いられなくなったということなのでしょう。